社会

ルワンダ大虐殺の当事者たちの声

明日から約40日間、ルワンダ出張です。 これからしばらくはルワンダへの出張が続きそうです。ルワンダはホテル・ルワンダで有名ですが、ご存知のように、1994年に100日間で100万人が殺されるジェノサイドが起きた国です。 ルワンダという国は、これまで私…

日本の見えない貧困を浮き彫りにした『万引き家族』を観て思うこと

カンヌ映画祭の最高賞である、パルム・ドール賞を受賞した是枝裕和監督の映画『万引き家族』を観てきた。 貧困、犯罪、虐待という社会の裏側がテーマになった映画だ。 【鑑賞日】2018年6月17日 【おススメ度】3.7/5 あらすじ 極度の貧困は最低限の教育機会さ…

イギリスでも議論になった「サザエさん」は時代錯誤なのか後世にも有益なのか

1. サザエさん存続の危機か、後継に高須クリニックが名乗り出る 2. 実はロンドン大学でも議論された「サザエさん」のジェンダー論 3. いま改めて考えるサザエさんの価値 ・三世帯が一緒に住むモデルの提示 ・日本の昭和史を伝える歴史アニメとして 4. 今後の…

日本ユニセフ協会とUNICEF東京事務所の違いは?【ユニセフ国際協力講座】

0. ユニセフ国際協力講座 1. 第1回 ユニセフの活動-子どもを誰ひとり取り残さない世界を目指して- 2. UNICEFの主な活動 3. UNICEF東京事務所と日本ユニセフ協会の違い UNICEF 東京事務所 日本ユニセフ協会 0. ユニセフ国際協力講座 ユニセフ国際協力講座…

座間9遺体事件から考える若者のSNS上でのSOSについて

1. 座間9遺体事件について 1.1. 被害にあったのは15~26歳の自殺願望者 2. 事件の背景には深刻な社会問題が潜んでいる 3. SNSの世界で叫ばれるSOSにどう対応していくか 1. 座間9遺体事件について 連日ニュースなどで報じられているので、座間9遺体事件につい…

『ホテル・ルワンダ』ルワンダ虐殺から23年、虐殺はなぜ起きたのか

1. 『ホテル・ルワンダ』でルワンダ虐殺の概要を掴む 2. そもそもツチ族とフツ族って?実はルワンダを構成する民族は「3民族」 3. なぜルワンダ虐殺は起きたのか? 4. 本当に民族的な対立だったのか? 5. 紛争のその後、終わらぬ争い 1. 『ホテル・ルワンダ…

10代の女の子に多いソーシャルメディアによるうつ病

若者のSNS離れ・・ ソーシャルメディアが引き起こす3つの弊害 弊害1. 自信の喪失 弊害2. 人間関係における信頼感の低下 弊害3. 通学への意欲 ヴァーチャルな時代だからこそリアルを大事にしたい 若者のSNS離れ・・ このご時世、特に若い人にとって、SNSでコ…

8月29日早朝、北朝鮮の弾道ミサイル発射-継続する北朝鮮のミサイル挑発の理由は?-

2017年8月29日、今朝5時58分頃、北朝鮮がミサイル発射 北朝鮮の狙いを知るには国の体質を知らなければならない 北朝鮮のミサイルの狙いはアメリカとの国交と中国へのけん制なのか 国際情勢を捉える上で地政学的な視点は必要 2017年8月29日、今朝5時58分頃、…

ジェンダーギャップ指数(GGI)、ジェンダー不平等指数(GII)、ジェンダーパリティ指数(GPI)の違いは?

ジェンダー格差を測定する様々な指数 開発途上国の教育が抱える大きな課題の一つに、男女の機会格差が挙げられます。実際、途上国に行ってみると、女子が学校に行けなかったり、社会的に不利な立場に置かれている現状を目の当たりにします。もちろん、男女の…

ソーシャルビジネスで飯を食べる80人のチェンジメーカーたち

こんばんは。昨日までの涼しさも嘘のように、今日は33℃の猛暑で外出時は堪えました。 しかし、そんな暑さ以上に熱い人たちが世界中には多くいます。彼らは普通の企業のように営利を追求することを目的化せず、社会変革、つまりより良い社会を築くことを目的…

社会貢献を仕事にする方法とは-百世瑛衣乎【社会起業家スタートブック】

NPOへの関心が高まってきている なぜ優秀な人材が非営利セクターへ向かうのか NPOへの関心が高まってきている 米国では就職人気ランキングにTeach for AmericaやPeace Corpsのような非営利団体が、有名な大手企業を抑えてランクインしている。 日本でもこう…

アマゾン奮闘中ーアマゾンの当日宅配サービスは本当に必要なのかー

ヤマト運輸、アマゾンから手を引く 当日宅配サービスの需要ってあるの? 一般人がアマゾン商品を届けるようになる!? 根源には消費者の飽くなき欲求 ヤマト運輸、アマゾンから手を引く 少し前のニュースですが、宅配最大手のヤマト運輸が最大の取引先である…

南インド、ケララ州のにある特別支援学校(聾学校)に行ってきた

統計から外れる人々 National Institute of Speech & Hearing(NISH) University of Keralaから卒業証書が発行されるアカデミックコース 職業訓練コース(Diploma) 学士習得(BA) 修士習得(MA)コース プレスクールとクリニック プレスクールプログラム クリニ…

売春という社会課題ー鈴木傾城【コルカタ売春地帯: インド最底辺の女たちとハイエナの物語】

コルカタ売春地帯: インド最底辺の女たちとハイエナの物語 発売日: 2016/06/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本書はインドのコルカタにある売春地帯で筆者が実際に体験したこと、売春宿で出会った女性やそこを取り巻く環境について述べら…

ロンドン・ラッセルスクエアで無差別殺傷事件

大学街で起きた殺傷事件 テロに心を奪われる若者たち 大学街で起きた殺傷事件 今朝起きたときに大学の友人から安否の確認メールが来たので何事かと思ったらこんなニュースが。ナイフを持った男が無差別にラッセルスクエア周辺の人々を襲い、一人を殺害し、5…

震災後のネパールの学校

2015年に破壊的なダメージを受けたネパール 国際支援を受けて設立された簡易学校を訪問 課題多い学校環境 2015年に破壊的なダメージを受けたネパール ネパールは2015年4月25日にマグニチュード7.9の大地震が発生し、死者2500人を超える大災害に見舞われまし…

学校では教えてくれないインド・カースト制度のリアル

インド最貧州にあるスジャータ村 ビハール州の州都パトナーでのデータ収集を終え、仏陀が悟りを開いたとされるブッタガヤを訪れました。ブッタガヤから数㎞離れた場所にスジャータ村という農村があります。仏陀が苦しい修行の中でも悟りを得られずこの村で休…

ビハールの州都パトナーの貧しさと政治的課題

インドの西から東へ パトナの都市貧困 政治的脆弱性 インドの西から東へ NGOベアフットカレッジのあるランジャスターン州から東へ約1200Km離れたビハール州の州都パトナーに来ている。紀元前のマウリヤ朝時代に首都パータリプトラが置かれて栄えた場所だ。列…

【ビハール】アートの力でインド、ビハール州の教育を支えるNGO Wall Art Festival(WAF)

インドのビハール州に特化した日本語の記事というのはまだまだ多くはないのですが、先日アートの力でビハール州の教育を支えるNGO団体について紹介されている記事を読み、とても面白い取り組みをされているのでここでも取り上げてみます。記事元はTABILABOで…

職業としての国連ーアルク【国際公務員を目指す留学と就職】

最新版 国際公務員を目指す留学と就職 作者: グローバルリンクマネージメント 出版社/メーカー: アルク 発売日: 2001/09 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (2件) を見る この本は自分が大学院を選定する際に非常にお世話にな…

ロンドンで北朝鮮脱北者の話を聞いてきた

ヨーロッパ北朝鮮人権委員会主催の3名の脱北者によるセミナー 一人目の脱北者の話「今でも北朝鮮の人々は飢えている。」 二人目の脱北者の話「北朝鮮という国はとても巨大で強い国だと信じていた。」 三人目の脱北者の話「北朝鮮の人権問題に関心を少しでも…

英国開発学勉強会 IDDPの紹介

開発学を勉強するために英国に来る日本人学生は非常に多いです。 多くの大学が開発学部や開発学研究室を有しており、イギリスは開発学を学ぶ環境としては最適と言えます。そんな「開発学」に関心のある学生や社会人の方が集まって勉強会を行う目的で設立され…

【学校は死んだ】のか? イヴァン・イリイチ

昨日の授業ではクラス内での議論が白熱しました。様々な意見が出ましたが、争点は果たして「学校は死んだのか」ということ。 【ポストコロニアリズムの教育の位置づけから】 戦後に途上国が次々と独立し先進国からの直接的な支配から逃れた後も、途上国にお…

清原の逮捕から考える「帰属意識」についての一考

元プロ野球選手の清原和博が2月2日夜、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたというニュースを見ました。 僕の世代で小学生の頃は清原はちょうど巨人にいた時期で、松井秀喜や高橋由伸など華やかなメンバーでプロ野球を盛り上げていたのを思い出しました。僕…

途上国で仕事をする上での倫理について

国連職員の不祥事 途上国で働く国連職員やNGO職員の倫理観 国際協力の仕事を行う人が持つべきマインドセット 以前書いた国連機関で働きたい人が海外の大学院で学ぶべき理由 という記事の中で、国連職員を志す人にとっては海外の大学院で学ぶことが採用におい…

文字が読めないおばあちゃんがエンジニア!?インドのNGO「ベアフット・カレッジ」の取り組みが凄すぎる

インドの女性を取り巻く過酷な環境 ベアフット・カレッジの創設者、バンカー・ロイ(Bunker Roy) 追記:ベアフットカレッジ訪問してきました。 インドにおける教育開発とジェンダー問題を研究する中で、文献を通して非常に興味深い取り組みを行っているNGOに…

国連機関で働きたい人が海外の大学院で学ぶべき理由

1 語学力 2 リーダーシップの訓練場として 3 意識高い系が集う環境 イギリスには多くの大学・大学院で開発途上国の諸問題を取り扱う「国際開発学」のコースが設置されています。開発学は日本では大学院で学ぶというイメージが強く、学士課程では国際政治、…

緊急時の教育について PED今学期最後のレクチャー

Planning for Education and Development(PED)最後の授業 ケーススタディー 災害時の教育について Planning for Education and Development(PED)最後の授業 Planning for Education and Development(PED)は来週月曜日のグループ発表を持って今学期が終了し…

パリにある国際機関を訪問するツアー

大学院のプログラムとしての国際機関訪問ツアー OECD本部を訪問 教育政策の専門機関 International Institute for Educational Planning( IIEP) 日本人の研究者からのレクチャー Centre International d' Etudes Pedagogiques (CIEP) 大学院のプログラムとし…

【授業】少しずつ授業に貢献できている?ジェンダーと教育という問題

準備することで貢献できる ジェンダーと教育について サザエさんからジェンダーの問題提起を行う 準備することで貢献できる Session5が終わりました。ということは、今タームも半分が終わったということです。早すぎる。。 ここにきて、だんだんとリーディン…