多文化社会としての韓国

先日、木曜日に学校で国際フォーラムが行われた。

現在韓国に留学している外国人たちが韓国社会について考え、討論するものであった。

今回のテーマは「多文化社会とビビンバ社会

ビビンバ社会と言うのは、それぞれ異なった食材でありながらも交わり合うことで一つの美味となる、という多文化を比喩的に表した言葉である。

 

私もこのフォーラムに参加しながら韓国の多文化について少し考えてみた。

韓国では最近、国際化という言葉から多文化社会という言葉が目立つようになってきた。韓国語では다문화と表記する。多文化とは文字通り様々な文化が交わることである。

 韓国では、海外からの労働者、結婚、留学などの理由で、近年ますます外国人が増えており、そうした傾向だからこそ改めて今韓国での多文化を考えてみよう、という意図から今回の討論会が開かれた。

 

まずは多文化の概念だが、私は異文化と多文化の違いをまずははっきりと区別する必要があると考えている。

異文化とは文字通り自国の文化と異質な文化を区別することであるが、それによって文化的な差異を過度に強調してしまうこともある。

 一方、多文化は多様な文化の存在を前提とし、多様な文化を持つ者の集合体であると言える。

そのように見ると、韓国は多文化のように国内における多様な文化を前提とする社会よりも、未だ根深い単一民族の意識によって他国の文化的差異を強調する異文化社会の段階ではないだろうかと思うことがある。

 これに関連して韓国が国際化の波の中で今後ますます多様な国籍を持つ外国人が韓国内で生活するようになるとすれば、私は韓国がまず異文化社会から多文化社会へとシフトしていく必要があると考える。

他国から来る外国人を異文化として見て、その差異を強調するのではなく、そういった外国人たちと共生することを前提としての教育を施すことによって他国への理解と共生への道が開かれると考える。

もちろん、自国を愛すること、誇りを持つことはとても大切なことだ。しかし、真に国を愛するということは決して排他的な文化を意味するものではなく、他国をも認め、尊重するものだ。

 

そのようなことを私は討論の際に述べた。

稚拙で学術的な意見ではないが、私が韓国人と直に触れて感じた内容をしっかりと伝えられたのではと思う。