プラハの旧市街地を巡る『真実を愛し、真実を貫きなさい』by ヤン・フス

ヨーロッパのどこにでもいる奴

プラハの旧市街広場は沢山の観光客などで溢れかえっています。

中にはこんな奇才なストリートパフォーマーも。びびるびびる。

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旧市庁舎

市街広場ですぐに目に飛び込んでくるのは旧市庁舎です。

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天文台が特徴的な旧市庁舎ですが、どこか少しいびつな感じがしないでしょうか?それもそのはず、この市庁舎は第2次大戦の時にナチス・ドイツによって一度破壊されているのです。しかしすべてが跡形もなく破壊されたわけでなく、一部は修復可能だったために、その残骸に新たな装飾が施されたり、新しく建物が増築されたりする過程で、統一感のないユニークな形になったのです。これはこれでアートですね。

ティーン教会

旧市庁舎と同じぐらい広場でひと際目立つ建物がティーン教会です。

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美しいゴシック様式です。

火薬塔

広場から少し東の方に進むと、火薬塔と呼ばれる建物を見ることができます。旧市街を守っていた城壁門の一つとして1475年に建てられましたが、17世紀には火薬倉庫として使われていたことから火薬塔と呼ばれるようになったとされています。

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おもちゃのチャチャチャ!

ちなみに火薬塔を目指して歩く途中にこれぞチェコ!と言えそうな面白いお店を発見しました!

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ポハートカというこのお店はチェコの伝統的なマリオネット人形などが豊富に揃えてあるなんとも楽し気なお店です!陶磁や木製なども含め人形のお土産は大体ここで手に入ります。何よりもお店の中にいるだけで子供に戻ったような気分になります。子どもにとってはたまらない場所ですな。

真実の為に生き、真実の為に死んだ男、ヤン・フス

プラハの旧市街地は歴史的に重要な出来事の中心地となった場所で、プラハの心臓とも呼ばれています。

そんな歴史的な街で、真実のために死んでいった一人の男、ヤン・フスを無視することはできないでしょう。

チェコの歴史上最も誇れる人物として旧市街広場を見守るかのように立っているヤン・フス像。チェコにはカフカやムハなど世界的に有名な人物が多くいますが、チェコが生んだ最大の英雄として国民から愛されているのは間違いなく宗教改革者ヤン・フスだと思います。

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宗教改革と言えばすぐに思い出されるのがルターやカルヴァンといった人物たちですが、フスはルターがカトリック教会に「95箇条の論題」を出す100年も前から宗教改革の先駆者として既存のカトリック教会を痛烈に批判した人物です。もともとはカレル大学の総長でしたが、礼拝での説教をも任せられていた敬虔なキリスト教信者でした。

フスは免罪符に反対し、さらに当時問題になっていた詐欺的な姦通者や聖職売買者などのカトリック教会の堕落を激しく批判したためコンスタンツ公会議に召喚されます。しかしながらフスは自分の信念を貫き通したため、異端の汚名と共に1415年に火あぶりの刑に処せられる結果となりました。処刑の直前、彼は最後に「真実は勝つ(Pravda vítězí.) 」と叫び、言い残したと言われています。この処刑をきっかけにフスを支持していた人々が反旗の狼煙を掲げ、1419年からおよそ17年におよぶフス戦争が引き起こされました。しかしフスは決して血で解決することを望んだ人物ではなかった。彼はただただ真実を求めた人物でした。

ヤン・フス像はフスの没後500年後の1915年に造られ、その土台にはこう書かれています。

『真実を愛し 真実を貫きなさい』