日本のスーパー高校生たちUCL-JAPAN YOUNG CHALLENGE

初代総理大臣伊藤博文らを輩出したUCL

今から150年前にUniversity College London(UCL)には長州ファイブや薩摩スチューデントと呼ばれた明治の改革者たちが留学していた。彼らの中には海外の大学へ留学した先駆者というだけではなく、初代総理大臣伊藤博文、初代外務大臣井上馨、大阪の父として知られる五代友厚、初代文部大臣森有礼など、歴史的なリーダーとなって活躍した偉人たちが多く含まれていた。


UCLは彼らの留学150年を記念して2013年から様々なイベントを催しており、昨年度からは日英の優秀な高校生を対象にした英国教育体験プログラムUCL-Japan Young Challengeが始まり、今年も2016 年7月22日〜2016 年8月1日まで約10日間のプログラムが開催されている。

プログラムの概要は下記の通りだ。

英国教育プログラムは、今後の日本の将来を担う若い優秀な高校生と大学一年生が、1週間英国に滞在し、UCLやケンブリッジ大学、寄宿制の高校である立教英国学院に宿泊し身をもって世界をリードする英国の教育制度を体験していただき、彼らの将来の選択肢の中に世界という視点を加えることを目的にしています。このプログラムが、彼らが将来国際社会のリーダーとなる契機を与えられれば幸いです。(UCL-Japan Young Challenge 2016 参加募集のおしらせ | UCL-Japan Young Challenge

UCL-Japan Young Challengeプログラム内容

プログラムは選抜された全国の日本の高校生と英国の高校生およそ50名が参加し、ケンブリッジ大学訪問やUCLでの講義、ディスカッション、プレゼンテーションなどが行われていく。プログラムは基本的に英語で進行されるため、参加者には高い英語力が求められ、加えて①将来的に海外留学や国際的な職業に興味があること、②積極性、協調性、チャレンジ精神がある、③国際交流に興味があり、世界へ発信しようとする意欲をもちあわせていることが求められる。

英国で具体的な夢を抱く若者

修士論文に追われてはいるが、日本のトップレベルの高校生と接することのできる良い機会だと考え、私もボランティアとして数日間プログラムに携わった。控えめに言って全員私よりも英語が上手い汗。参加者に共通して言えることは非常に高い好奇心と行動力、「成長」への情熱、そして自らの行動を客観的に分析しながら目標に向かう自己マネジメント能力が秀でた学生が多いということだ。また彼らの将来の夢が漠然としたものではなく、とても具体的であり野心的であることも印象的だった。中には既に4か国語が話せる学生や、10年計画を立て目標に勤しむ学生もいてこちらも非常に刺激を受けた。

多感な高校生の時期に何を見て、何を学ぶかが重要

私もこれまでにフィリピンでの高校生英語研修プログラムに引率・スタッフとして参加したことがあるが、「多感な高校生の時期に何を見て、何を学び、どんな人と出会い、どのように学ぶのか」は彼らの将来に大きく影響を与えることを実感してきた。ボランティアを通じた今回の刺激と学びを、教育プログラムを考える機会に活かしていきたい。