日本人で初宿泊!?ラトビアにあるカロスタ刑務所ホテルに泊まってきた話。

 

ラトビアのリエパーヤにあるカロスタ刑務所とは?

ラトビアの首都リガから西にバスで3時間行ったところにリエパーヤという、バルト海に面するラトビア第3の都市があります。ここは首都リガと比べると観光客も少なく、私が訪れた時も現地の人から物珍しそうな目で見られました。

そのリエパーヤにはナチスとソビエトの軍事刑務所として何百人もの囚人が拷問され殺されたと言われるカロスタ刑務所と呼ばれる刑務所があります。

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カロスタ刑務所は現在博物館として一般開放されており、さらに希望すれば1泊€15で独房に宿泊することができます。ちなみに市内の三ツ星ホテルのシングルは一泊€17くらいで泊まれますので、独房体験はかなり高額ですね。せっかくなのでそんな独房に泊まってきました。

お金を払って囚人体験ができる

 

昼間は博物館の説明を聞いたり囚人体験をすることができます。囚人体験は実際に手錠をかけられたり、罵声を浴びせられたりするため、最初に「同意書」なるものにサインが求められます。当時の囚人が受けた扱いを疑似体験できるというのがこの刑務所ホテルの売りなのです。

説明を受けている観光客。なんだか囚人のように並ばされてる感がある。

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刑務所の外に設置されているトイレ。かなり古いようで、5m以内に近づくと強烈な臭いがします。ドアを閉めてトイレすることすら躊躇われる。。

 

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ホテルの受付。お土産なども売っていて、刑務所なのに不思議な感じだがなんとなく安心できる場所でもある。

カロスタ刑務所の周辺

 僕は今回は刑務所で一夜を明かすことが目的だったので昼間のツアーには参加せず、夜まで刑務所周辺をぶらぶらすることに。といっても周りには特に何もなく、唯一見ごたえのありそうなセント・ニコライシ―大聖堂を見に行くことにしました。

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刑務所の周りは森林で死体が埋まってそうな恐怖感がある。。

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セント・ニコライシ―大聖堂。立派だが見学している人は他に誰もいなかった。

「今夜は俺とお前だけだ」 看守と二人きりの刑務所

泊まるだけなら夜9時に来いと言われたのでその時間に合わせて刑務所に戻りました。すると受付にいた人や訪問客は皆おらず、一人の看守が出迎えてくれて一言。

今夜は俺とお前だけだ

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いやいや怖すぎますから!ただでさえ薄暗く周りは森で人気が全くない場所で、しかも刑務所に看守と二人っきりは怖すぎる。しかも「It's not safe here」とか言って刑務所の正門の鍵を閉められた(笑)。9月は夏休みシーズンを過ぎているため、宿泊するお客もほとんどいないそうです。看守から「まだ時間があるから建物の中を案内してやる」、と言われマンツーマンで刑務所の説明を受けることに。

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写真のように刑務所のいくつかの部屋は博物館となっており、看守は一つ一つ丁寧に説明してくれました。

人生で最も恐ろしい夜

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独房での就寝は人生の中で最も怖い夜になりました。いくつかある独房のうち、その一つの部屋に泊まります。

こういうツインルーム的な部屋もありましたが、残念ながら僕が止まった部屋はこんなに良い部屋ではありません。

 

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この部屋です。何もないこの独房に布団を借りて寝ました。僕は霊感とかあまりない方ですが、この時ばかりは何かの気配を常に感じました。枕の下の方から女性の叫び声が聞こえるような気がして、恐怖で夜中に何度も何度も目が覚め全く寝られませんでした。実際、この場所は心霊スポットとしても有名で、これまでも看守や訪問者から度々心霊話が報告されています。なので心臓の悪い方や霊などに敏感な方は訪問を控えた方が良さそうです。

翌朝5時に逃げるようにして刑務所を出ました。

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夜明け前のバルト海

看守に聞いたところによると、カロスタ刑務所をツアーで訪れる日本人はいたが、実際にここで宿泊した人は日本人では僕が初めてだということです。実際、カロスタ刑務所に関する日本語の記事は「紹介」記事はいくつかありますが、「体験」記事は無かったので本当かもしれません。もし本当なら少し嬉しいです笑。

泊まるためには

カロスタ刑務所ホテルは、毎年5月1日から10月30日の期間営業しています。でも僕が訪れた9月初旬で少し肌寒さを感じたので、行くなら7-8月の夏がお勧めです。また、ツアーや宿泊の予約についてはHPから直接刑務所に連絡してみる方が良いと思います。

Karostas Cietums

なかなかできない貴重な経験をしましたが、僕は二度と刑務所で泊まりたくありません。