インド旅行初心者にはまず南インドケララ州をお勧めしたい3つの理由

インドと聞けばデリー、タージマハル、ガンジス川を思い浮かべる人は少なくないと思います。実際にこれらはインドのシンボルとして世界中から観光客が押し寄せる名スポットです。ですが、インドって人によっては意外に敷居が高かい場所だったりするんですよね。バックパッカーとしてインドの世界を十二分に謳歌する人もいる一方で、治安の問題や病原菌の宝庫と言われていることもあり、ちょっと行ってみたいけど心配だという人も多いと思います。そうした方々にまず最初に訪れる場所としてお勧めしたいのが南インドのケララ州です。今回はその理由を3つ紹介したいと思います。

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おすすめポイント1 治安が良い

インドの南端に位置するケララ州は緑がとても豊かで、豊富な果物や海産物が採れ、またスパイスの産地としても有名な場所です。そして特徴的なのはインドのほかの地域と比較して教育水準と医療水準がとても高いということです。識字率はインド平均約70%に対してケララは90%を超えており、現地の多くの人が英語を話すこともできます。ケララ州の州都トリヴァンドラムの町に行くと物乞いもいますが、全体的にはとても穏やかな環境で安心して町中を歩くことができます。治安の良さはインド一と言えるかと思います。初めてのインド旅行が不安な人もケララなら安心しながらインドを楽しむことができるでしょう。

おすすめポイント2 リゾートが楽しめる

ケララはインドでも有数のリゾート地が多く存在する場所です。例えばコバラムビーチ。

コバラムビーチ

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コバラムビーチはケララ州を代表するリゾート地として毎年多くの観光客が訪れています。特にヨーロッパ系の人々が沢山訪れている印象です。ビーチなので10月~5月のオンシーズンには海水浴はもちろん、サーフィンやジェットスキーなどのマリンスポーツも楽しむことができます。また、コバラムビーチで一番格調高い5星ホテル、The Leela Kovalamではアラビア海を一望できる客室、星を眺めながら過ごせるスカイバー、プールなどが完備されており、一部屋2万円~3万円という安さで泊まることができます。

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ハウスボート

 

ケララで楽しめるリゾートはビーチだけではありません。緑豊かな水郷地帯をバックにしたハウスボートも人気で世界各国から観光客が体験しに訪れます。

ボートに揺られ水郷地帯の緑を眺めながら南インドの伝統料理を食べる、なんとも贅沢な時間を過ごすことができるのです。ハウスボートは州都トリヴァンドラムよりも少し北に上がったコッラムやコチという場所が有名スポットとなっています。

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インドにはいきたいけど少し物騒なのでカップルでは行きづらい、そんな心配をされている方がいらっしゃったらまさしくケララ州は最適の場所です。ケララ州では紹介しましたように沢山のリゾート地がありますので家族やカップルで安全に楽しい時間を過ごすことができるのです。

おすすめポイント3 インドの歴史と伝統を感じることができる

ビーチやハウスボート、なんだか全然インドっぽくないですよね。確かに実際に行ってみるともはやここはインドではないと確信します笑

ですがケララ州はリゾート地だけでなく、インドの伝統と歴史を感じることができる素晴らしい場所でもあるのです。

アーユルヴェーダ

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その代表的なものがアーユルヴェーダでしょう。世界三大伝統医学であるアーユルヴェーダはインド・スリランカ地方で5千年以上も前に、人々の病気をなくし、健康を促進し、長生きするために説かれたインドの伝承医学で、それは現代の様々な医学にも影響を与えていると言われています。

アーユルヴェーダの発祥地は諸説あります。その一つにケララ州が発祥地ではないかという説もありますが定かではありません。しかしはっきり言えることが、ケララは世界中で最もアーユルヴェーダが正しく伝承され、実施、そして今なお開発されている場所だということです。実際、ケララでアーユルヴェーダを体験しようとインドだけでなく、世界中から人々が集まってくるほどです。また、単に体験するのみではなく、アーユルヴェーダを伝承し体得するためのスクールも多くの場所で開かれているほど盛んなのが、ここケララなのです。

数々のキリスト教会とモスクと寺院

ケララ州はヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、仏教、ユダヤ教、ジャイナ教など実に多様な宗教が混合しているにもかかわらず、他地域と比べて宗教間の争いも少なく、うまく共存できている地域です。それを象徴するかのように町のあらゆる場所で教会、寺院、モスクを観ることができます。

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特に興味深い南インドケララ州の首都トリヴァンドラム空港から車で東に4kmほど進んだ先に、スリ・パドゥマナバスワミィ寺院(Sree Padmanabhaswamy Temple)というお寺があります。

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このお寺、地下に金像やダイヤモンドなど合計7500億ルピー相当(約1.4兆円)の財宝が眠っているといわれています。見つかったのは高さ約1.2mのエメラルドが施された金像や、長さ約4.6mの金のネックレス、宝石で飾られた王冠などです。

 

さらにケララ州はイギリスの植民地時代にイギリス系の宣教師が訪れ、インドの教育に影響を与えたと言われています。イギリス人に影響を受けた代表的な教育機関がトリバンドラム大学(University College Thiruvananthapuram)です。

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トリバンドラムのマハラジャ(日本語で大王を意味する)はロンドン宣教会(London Missionary Society)の後援でインド南部のナーガルコーイルという場所で英語で指導を行っている学校を訪問する機会を持ちました。この時にマハラジャはこれまでにはないその教育方法に感銘を受け、当時ナーガルコイルの学校の責任者だった英国の教育学者Robertsをトリバンドラムに招致し、学校開設を求め、1834年に開設するように至ったのです。形態としては私立学校でしたが、ケララ州政府の支援により、1863-64頃までは授業料無料で開校していました。

またこの時期のケララにはロンドン宣教会だけでなく、英国聖公会宣教協会(Church Mission Society)などの宣教団も訪問しており、各地で教育普及が行われました。ケララの識字率がインドで最も高いのも、この時期の宣教師たちによる教育に関係がありそうですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

インドの最南端ケララ州では、他地域と比べて比較的安全に、リゾートからインドの伝統アーユルヴェーダまで幅広く楽しむことができるお勧めスポットです。インドには行ってみたいけど治安や衛生面で不安という方、まずはケララ州でインドに慣れてみてはいかがでしょう?