人は誰も、内側で考えているとおりの人間であるージェームズ・アレン【「原因」と「結果」の法則】

自己啓発書の原点

ジェームズ・アレンが著した著書『「原因」と「結果」の法則』はナイチンゲールや『人を動かす』『道は開ける』等の自己啓発書で有名なデール・カーネギーにも大きな影響を与え、自己啓発書の原点とも言われている。

世界で最も読まれている書物は聖書であるが、聖書に次ぐロングセラーとも言われており、確かに本書に出てくる一つ一つの言葉が洗礼されている。

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

著者のジェームズ・アレンは英国の思想家・作家で1864年に生まれ第1次大戦前の1912年に亡くなっている。

「人は誰も、内側で考えているとおりの人間である」

という言葉で要約されるように、本書ではどんな人物になるか、どんな人生を歩むかはすべて自分自身の心(思い)が決定するという原因論に徹底している。

自らの思いが環境を変える

私たちの苦悩を解決するために、私たちが喜びを享受するために、いかに正しい思いを抱いて生きていくか。それが一番重要なことであるとアレンは語る。つまり自分の立場や境遇を環境のせいにするのではなく、自分の思いが環境を変えると考え、まずは自分の中で変わろうという強く気高い思い持つことが大切なのである。

私たちが自分の心を高めれば高めるほど……より気高く、より公正な人間になればなるほど……私たちの成功は、より大きな、より祝福された、より持続的なものとなります。

アレンがどうしてこのような書物を著そうと考えたのは定かではないが、彼の人生も決して平坦ではなかった。

アレンの生涯

イングランド中部のレスターでアレンは生まれたが、彼が幼い時に父の事業が失敗し、またその父親はアレンが15歳の時に強盗に襲われて命を落としてしまう。一家の担い手が亡くなったことで、アレンは学業を断念せざるを得ず、家族を支えるためにあらゆる仕事を行った。彼が作家を志すようになったのはトルストイの書物に影響を受けたからだとされているが、彼の著書に表れる思想は、多難な人生を切り開く中で学び得てきた彼の教訓に違いない。

自分の環境や立場、運命に不満をぶつけるのではなく、正しい思いを持つことで人生を切り開いたアレンだからこそ、彼の言葉にはパワーがあり、生きる力と勇気を人々に与え続けてきたのだろう。

もし人生の漂流者となりたくないのなら、自分自身の思いを、みずからの手で設定したその目標に集中して向けつづける必要があります。  

私たちは、その大きな目標の達成を第一の義務として、毎日を生きるべきです。

 彼の言葉一つ一つが洗礼されていて私たちに力をくれる。

その中でも私個人が特に魅かれた言葉は

夢は現実の苗木である

という言葉だ。

まずは自分の抱いている思いを振り返り、思いから変えていきたい。