【ビハール】アートの力でインド、ビハール州の教育を支えるNGO Wall Art Festival(WAF)

インドのビハール州に特化した日本語の記事というのはまだまだ多くはないのですが、先日アートの力でビハール州の教育を支えるNGO団体について紹介されている記事を読み、とても面白い取り組みをされているのでここでも取り上げてみます。記事元はTABILABOです。

 

Wall Art Festivalは子供たちが学校へ通う「キッカケ」作りを目的に、日本人とインド人のアーティストが学校の校舎の壁に壁画を制作していくプロジェクトを推進しています。実際の制作過程を学校内で子どもに見せることで、「頑張ることの意味」を伝えたり「芸術への関心」を持つように促しているのです。

制作された壁画は芸術祭が開催される3日間のみ展示され、その後はまた元通りの壁に戻されるそうです。制作物を元の白紙に戻すことで、プロジェクトが今後も継続していくようにとの願いが込められており、そして子供たちにとっても「ゼロから何かが生み出される体験」を得られるようになるとのこと(TABILABO参照)。

 

芸術x教育、とても面白い取り組みだと思います。僕がフィリピンでボランティアを行った時のことを思い出しました。小学校でアートコンテストを行い、2時間ぐらいかけて子供たちが一生懸命絵をかくのですが、完成された作品はどれも舌を巻くほど美しいものばかり。この時ほど芸術が人の潜在能力を引き出せる素晴らしいものであると痛感したときはありません。もしかしたらこの壁画に魅せられた子供の中から、将来世界的なアーティストが生まれるかもしれません。感性のままに絵を描かせる、あるいは一流のアートに触れさせるということは子供の潜在能力を高める重要な「教育」の一つだと思います。

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写真は2012年にフィリピンの小学校で行われたアートコンテストの作品を筆者が撮影したもの。