好きな仕事 vs 年収についての4つの考察

 こんにちは。

実はつい最近まで転職活動をしており、この度某企業より内定を頂きました。

来年1月から新しい職場で働く予定です。

今回受けた企業は、私がイギリス留学していたころからの第一志望の企業でした。しかしながら、当時は大した職務経歴もなかった為、書類ではねられるという残念な結果となりました。今回、再度応募の機会を得て、ようやくオファーを頂くことができました。

ですが、嬉しい反面、一つの不安もあります。

今回受けた業界は、中途経験者がほとんどにも関わらず、私は未経験ということもあり、現在の仕事よりも年収が下がります。転職先の企業も決して食べていけない待遇ではないのですが、今の生活水準に慣れてしまったため、年収が下がることに多少の不安を抱えています。

そこで今回は、タイトル通り、「年収が低くなっても好きな仕事」VS「年収が高いけど好きではない仕事」という誰もが一度は思い巡らすテーマについて考えてみたいと思います。

一般的には、 やりがいよりも年収?

「マイナビ学生の窓口調べ」で社会人男女183人(男性119人、女性64人)を対象にした調査によると、

年収は下がるけどやりたい仕事ができるなら転職しますか? それともしないですか?

というアンケートに対し、以下の結果になりました。

転職する 93人(39.9%)
転職しない 140人(60.1%)

年収は下がるけどやりたい仕事ができるなら転職する? 社会人の6割が…… | 社会人ライフ全般 | 社会人ライフ | フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口

つまり、やりがいよりも年収を取るという現実的な意見が多かったのです。

さらに、女性のみに目を向けると、マイナビウーマンが22歳~34歳の働く女性のうち161人に調査した結果によると、

「やりがい」か「お給料」どちらを優先にしていますか?

という問いに対し以下の結果となりました。

お給料 (61.0%)
やりがい (39.0%)

仕事で優先しているのは「お給料」と「やりがい」のどっち? 6割の女性が「●●」と回答!|「マイナビウーマン」

それぞれの意見を見てみましょう。

「やりがいを重視する声」

・そのほうが将来的には道が開けると思うから(男性/25歳/運輸・倉庫)
・嫌々より楽しいほうがいい(女性/43歳/その他)
・ストレスが減るならかまわない(女性/25歳/小売店)
・生活のめどがつく範囲ならしてもいいかな(男性/50歳以上/自動車関連)
・毎日のことだから大事にしたい(女性/23歳/商社・卸)
・そこから新しい可能性が生まれそう(女性/33歳/不動産)

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「給料を重視する声」

・今まで築き上げてきたものが大事だから(男性/32歳/運輸・倉庫)
・やりがいがなくてもお金のほうが大事だから(男性/33歳/商社・卸)
・今よりも年収が下がるのは不安があるから(女性/35歳/学校・教育関連)
・転職すると大変になることのほうが多いから(男性/28歳/その他)
・現在の会社には定年まで勤めるという決意で入社したので、転職はまったく眼中にない(男性/50歳以上/その他)
・生活があるので(男性/34歳/機械・精密機器)

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考察1. 今の仕事にやりがいを感じ、好きになることが一番良い

上記のアンケートを見て、一概にどちらが良いとは言えませんが、最もベストな方法は、今やっている仕事にやりがいを見出し、好きになることが一番だと思います。あるいは、今やっている仕事の中で自分がやりたいことができないかどうか、それを模索することが最初の一歩だと思います。そうすれば、わざわざ年収を下げてまで転職する必要性もなくなり、安定とやりがいのどちらも手に入れることが可能です。

しかし現実的にはそう簡単に今やっている仕事を好きになることは難しく、時間がかかることかもしれません。何事も興味関心から始まりますが、そもそも興味関心がなければいつまで経ってもスキルは身につかないし、興味関心が出るまで仕事を続けた場合、何年かかるか分かりません。

私自身も現職ではITの仕事を行っていますが、周りの優秀な同僚は根っからのIT好きで、家でも自分でサーバーを構築したりネットワークの勉強をしたりと楽しみながらやっています。私はどうしても義務感と使命感で仕事をしているため、根っからテクノロジーが好きな彼らと比べ、仕事に取り組む熱量に差があることを痛感していました。

恐らく、この気持ちのまま仕事を続けても、好きで好きでたまらないと感じている同僚には勝てないな、と感じました。それなら、自分も好きで好きでたまらない分野、誰にも負けないと言える分野で働きたいと考えるようになりました。

考察2. 現実的に食べていけるかどうかは大事

そうはいっても、現実的に生活できるかどうかは転職の前に必ず考えるべき事項です。

今までの収支を見直し、転職後の収支でやっていけるかどうかを考えてみる必要があります。必要に応じて、住居の見直しやその他の固定支出の見直し、育児や子どもの養育にかかる費用計算などを行うことも必要かもしれません

逆に言えば、転職後の生活スタイルをシュミレーションし、これで生活できそうだと思えば、転職後の不安を軽減できます。

家族がいる人は家族と相談しながらシュミレーションしてみるとよいでしょう。
いくら本人がやりたいことをやれても、家族の不満や不安がある状態では気持ちよく働けません。好きな仕事ができても、いつもお金のことばかり気にして働くようになれば、逆にそれは不幸せな状態で働くことになってしまいます。

考察3. やりたい仕事がどれだけ好きなのか-実際の仕事を知り、自分の熱量を知る

現在の年収や生活水準を下げてまでやりたい仕事について、本当にやりたい仕事なのか、今一度考えてみることが大切です。流行や世間体などの外的評価からその仕事に興味があるのか、あるいは自分の内なる心がその仕事をやりたいと叫んでいるのか。

好きな仕事にいざ取り組んでみると、想像していた仕事とは異なる場合もあるかもしれません。それまで趣味やボランティアなど、金銭にならないから楽しめてたものが、それを通じてお金を稼ぐようになることで、それまで感じていた喜びや楽しみが無くなってしまうこともあるかもしれません。

そこで、自分が本当にその仕事をやりたいかどうか、転職する前に再度確認する必要があると思います。そのために有効なのは、その分野で実際に働いてる人から生の声を聞くということでしょう。
仕事の内容だけでなく、ライフワークや企業の雰囲気や働き方など、総合的に確認したうえで、それでも働きたいと強く思えるかどうかが肝心です。

考察4. 好きな分野をとことん突き詰めて価値を出せるようになったら、お金になると思う

私は好きな仕事を、好きという意欲と情熱を武器にとことん突き詰めることで、将来的にその分野で価値を生み出し、お金に換えることが可能だと考えています。

例えば、その分野に関わる書籍を出す、情報を発信してブログの広告で稼ぐ、講演会を開く、好きなことを突き詰めて得たスキルを通じて別の企業に転職する、自分で事業を起こすなどです。
好きな分野でいかに情熱を持ち続け、学び続け、価値を出せるか。企業の名前ではなく、個人としてその分野でどれだけスキルを身に着け実績を出していけるかが重要です。最初は一時的に待遇が下がるとしても、自分の好きな仕事に情熱を捧げてプロフェッショナルになることで今後の可能性も広がっていくでしょう。

まとめ. 自分が一生涯で成し遂げたいことは?

最後に、年収か好きな仕事か、という議論の結論として、
自分が生涯を通じて何を成し遂げたいのか、どんな人生にしたいのかというゴールを設定することから始めることが一番大切ではないかと考えます。

好きな仕事をするために、最初は給料の良いところで働いて、それを元手にやりたかった仕事にキャリアチェンジする方法や、最初は質素な生活でも好きなことをとことん突き詰めることで副次的な収入を得るようにするなど、様々な生き方があります。

また、今回は主にやりがいと年収という極端な話になりましたが、
働く場所を決めるということはそれ以外にも様々な要素を考慮するのが普通です。
何かを得るためには何かを犠牲にすることも必要でしょう。

そんな時に、判断の軸となるのが、やはり自分はどんな人生を送りたいのかということではないかと思います。

参考:

・年収は下がるけどやりたい仕事ができるなら転職する? 社会人の6割が…… | 社会人ライフ全般 | 社会人ライフ | フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口

・仕事で優先しているのは「お給料」と「やりがい」のどっち? 6割の女性が「●●」と回答!|「マイナビウーマン」

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