韓国食べ歩き旅行②-朝鮮王朝時代を肌で感じる

前回は韓国に向かう飛行機内で思わぬ衝撃的瞬間に遭遇したことについて触れた。

飛行機の中で衝撃的瞬間といっても、羽田―ソウル間はたかだか2時間。ここからが旅の本番である。

今回の旅では韓国を代表する名所である『景福宮』と『世宗大王像』その他諸々を訪れ、朝鮮王朝時代を肌で感じることが旅の目的の一つでもあった。何度も韓国に行ったことがある私だが、なんとこれらの名所を訪れた記憶がない汗。ということで、早速まずは『景福宮』を訪れてみた。

景福宮(キョンボックン)がチマチョゴリで溢れる理由

地下鉄3号線で"景福宮(Gyeongbokgung)"駅まで行き、5番出口から出るとすぐに景福宮に着ける。入場料はすこぶる安く、大人3,000ウォン、小人1,500ウォン(7-18歳)だ。

入り口付近まで行くと何やらチマチョゴリなど韓服を着た人たちが目に付くようになる。遠目からだと韓国人のように見えるが、そのほとんどが外国人。特に中国人や東南アジア系の外国人のチマチョゴリ姿が目立った。確かに綺麗ではあるのだけど、民族衣装はその国の人が着てこそ民族衣装なんだなぁと感じるところもあった。

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しかし彼女たちがチマチョゴリを着るメリットは、"韓服体験"や"インスタ映え"だけではない。景福宮ではチマチョゴリを着ると、入場料が無料になるというイベントが常時開催されているらしい。しかも景福宮のみならず、朝鮮時代の王族の宮殿や王墓などの入場料も無料になるのだから、これはお得。

ついでに上の写真に写っているのは有名な「光化門(クァンファムン)」

この宮城の正門にあたり、国王が頻繁に出入りする正門である。韓国内に宮殿は他にもあるが、景福宮は朝鮮の王が住む場所であったため、この光化門も他の宮殿とは比べ物にならないほどに豪華に作られている。朝鮮戦争の際に光化門は爆撃を受けて破損していたが、復元運動が2006年から始まり、2010年にようやく元の姿に近い光化門が復元されたとされている。

華美で洗練された景福宮

いざ中へ入ると広い敷地の中央に『勤政門』と書かれた門が見えてくる。ここを通って『勤政殿』に向かうというわけだ。

そもそも今更だけど景福宮って何?という人もいるかと思う。

簡単に言ってしまえば、朝鮮王朝を建国した李成桂によって1395年によって開かれた朝鮮王朝の王宮である。日本統治時代には朝鮮総督府の庁舎が置かれ、また韓国建国後には大統領官邸(青瓦台)が置かれるなど、韓国の歴史上最も重要な場所の一つとなっている。

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ちなみに最近韓国では勤政門をくぐるとパワーが得られるという、ちょっとしたパワースポットになっているそうだ。勤政というのは『朝鮮王朝実録』の一部分から抜粋された言葉で、「世の中の事柄は勤しむとうまくできる」という意味らしい。

『勤政門』を過ぎると、景福宮の景福宮の正殿である『勤政殿』が見えてくる。国家の儀式や重要な行事などを執り行うだけでなく、外国からの使臣を接待などにも使用されていた。中を覗いてみよう。

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中はとても華美で豪華な様相が伺える。ここで様々な式典が行われていたと考えると感慨深い。歴史を感じる場所である。

ハングル文字の生みの親、世宗大王の像

景福宮へ向かう前に、世宗大王の像へ立ち寄った。世宗大王の像へ向かう途中には李舜臣(イ・スンシン)像が見える。

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この大きな通りをまっすぐに進んでいくと世宗大王像が現れる。

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世宗大王はハングル文字(訓民正音)の創製を行ったことであまりに有名だ。像の裏側に回ると、世宗大王の年報が記録されている。

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景福宮から近いので世界遺産の昌徳宮にも訪問

景福宮からタクシーで10分ほど行けば、世界遺産に登録されている『昌徳宮(チャンドックン)』に行くこともできる。昌徳宮は景福宮に対する離宮として創設されたが、最も創建時の面影を残している宮殿として1997年にユネスコの世界遺産に登録された。

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せっかくなので昌徳宮にも行ってみることにした。

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昌徳宮の正門にあたる『敦化門』は大韓民国最古の門と言われているほど古い歴史がある。中に入ると、景福宮にはない景観の美しさが広がる。風情があるというか、なんとなく落ち着く雰囲気だ。

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もっと韓国の歴史を知りたいならやはり国立民族博物館だろう

宮殿を見るだけでなく、じっくりと韓国の伝統と歴史を学んでみたい人にお勧めなのは『国立民族博物館』だ。景福宮の敷地内にあるこの博物館は「韓民族の生活史」「韓国人の日常」「韓国人の一生」という3つのテーマからなり、韓国の人々の伝統的な生活と文化を感じ学ぶことのできる場所となっている。今回、私は残念ながら入館しなかったが、時間が合って関心のある人は訪れると良いと思う。

ついでに寄りたい韓国の伝統家屋が立ち並ぶ北村韓屋村

時間があったので北村韓屋村(ブッチョンハノクマウル)という場所も訪れてみた。北村韓屋村は朝鮮時代の権力を持つ家門や王族をはじめ、身分地位の高い両班などの高級官僚が沢山住んでいたと言われ、韓国の伝統家屋が多く残っている場所である。

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観光客多し・・坂道になっているので運動不足がちな私の足に堪える。しかも暑いので汗がダラダラと・・長居してはいけない。帰ろう。

韓国を代表する企業も近くにあった

韓国を代表する企業の『現代』と『三煥企業』が景福宮の近くにあり、たまたま見かけたので記念撮影。三煥企業は建設業大手で、2008年頃にはJICAのベトナム水環境改善の案件にも拘わっている。

https://www.jica.go.jp/activities/schemes/finance_co/about/ku57pq00000r4ogo-att/2015hontai.pdf

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個人的な感想としては、東南アジア系の訪韓外国人がここ数年で随分と増えたのではという印象。統計を見てないのであくまでも体感ではあるが。特にベトナム人多し。あと日本に在住している東南アジア系の韓国旅行者に5組ぐらいあった。いずれも福岡など九州地方に住んでいて、東京に来るよりも気軽にソウルに来れるのだとか。

総じて暑かったし歩き疲れたけど、これぞ観光という感じで有意義ではあった。