被災地で"音楽を通して生きる力を育む事業"を展開するエル・システマジャパン

UCL Japan Connect

先日、母校UCLのUCL Japan Connectなるパーティに参加してきた。

UCLの卒業生の人的ネットワーク構築という目的で、主に日本のUCL卒業生が赤坂に30人弱集った。こうした取り組みは世界各地で行われており、各国で同窓生の繋がりを広げているらしい。

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パーティでは各分野で活躍している4人の卒業生の活動報告プレゼンがあり、そこでプレゼンを行ったエル・システマジャパンの代表理事、菊川さんにお会いした。

菊川さんは私が英国留学する前、卒業生がどのようなキャリアを歩んでいるのかを調べていた時にその存在を知った。すでに著名人でクリエイティブでインパクトある活動をされていたので、その印象が強く残っていた。

エル・システマ ジャパンとは

エル・システマジャパンとは、2012年に東日本大震災の被災地の子どもたちを支援するために設立された一般財団法人だ。

エル・システマ」とはベネズエラで40年ほど前に始まった音楽教育プログラムで、家庭の経済状況や障がいの有無に関係なく、どんな子どもでも無償で参加できる音楽プログラム。

エル・システマは大きく以下の3つの理念を基に活動を行っている。

1. すべての人が経済的事情を懸念することなく、音楽、芸術にアクセスできることを保障する
2. 集団(特にオーケストラ)での音楽、芸術活動を通じ、コミュニケーション能力を高める
3. 社会規範と自己の個性の表現を両立することを音楽体験を通じて学ぶ

米州開発銀行などからもその効果を評価されており、これまでベネズエラでは40万近い子供たちが参加し、政府からの年間予算が65億以上という社会的インパクトの高いプログラムになっている。その今や世界70以上の国や地域でエル・システマの「音楽を通して生きる力を育む事業」が展開されており、2012年にもエル・システマジャパンが設立された。

その活動の先頭に立ち、代表理事を務めているのが菊川さんだ。

困難な立場にある子どもたちが参加できる子どもオーケストラを設立し、その活動を通して、子どもたちがより積極的に自己実現をはかり、社会のための行動を起こせるような環境を整備する」という団体のミッションに取り組んでいる菊川さんのお話はとても刺激的だった。

UCLJapanを盛り上げたい

今回様々なUCLの卒業生にお会いした。社会的な地位が高い人が多かったが、それよりも印象的だったのは、やりたいことを楽しみながらやっている人が多いということだ。こうした貴重な人的な資源を、有機的に結び付け、それぞれの活動を助け合いながら、社会の課題を一つ一つ解決していけたら面白いと思った。UCLのネットワーク以外にも、ロンドン大学会という、ロンドン大学連合に所属しているロンドン大学卒業生のコミュニティがあるが、いまいち盛り上がっていないらしい。毎月六本木で集まりが開催されるが、知らない人も多いようだ。

私は今回、ロンドン大学会スタッフからお誘いを受け、広報として、こうしたロンドン大学会の人的ネットワークを活性化させる活動を手伝うことになった。私自身は卒業生の中ではまだまだビギナーで何の実績もないが、活躍されている卒業生に刺激を受けながら、自らの道を進んでいきたいと思う。やりたいことを楽しみながら。