IOE卒業後のキャリアを考えるー『世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ』を読んでみた

英国の大学院の多くは1年で修士コースを修了するため、その後のキャリアを考えると大学院修了後の身の振り方について留学前あるいは留学中に準備していく必要がある。

そこでIOEの卒業生はどのようなキャリアを歩んでいるのかを調べてみた。

IOEの公式HP(日本語語版)を見ると、卒業後の進路については「省庁大臣、教育機関やNGOのトップ、オリンピック選手、受賞作家など著名人も多くいます」とざっくり書いてある。

最近、開発に関する仕事に就くにはどのような経路があるのだろうかと下記の著書を読んでいたところ、IOEの卒業生が登場したので紹介してみたい。

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

 

 この本は、「国際協力」と呼ばれる分野で活躍している様々な背景を持った人たちをインタビューし、国際協力の現場を身近に伝えるものとなっている。国際機関のみならず、青年海外協力隊やNGO、さらに国連ボランティアなど取り上げられているフィールドは多岐に渡るため、これから国際協力の分野に従事したいと考えている人にとっては参考になる部分が多い。

特に、国際協力分野に携わりたいと考えるようになった契機や、そこに至るまでの教育・職業についてもフラットに触れているので、自身の動機付けやキャリアプランを考える上で役に立つ。

 

さて、本書の中で一人、IOEを卒業された方が紹介されていた。

現在、東北の被災地で音楽教育に取り組む一般社団法人エル・システマジャパンで代表理事をされている菊川穣さんである。

菊川さんがUCLで地理学を専攻された後、IOEに進学されている(教育社会学)。
その後、民間シンクタンクを経てJPO試験に合格して国連教育科学文化機関(ユネスコ)で勤務されるようになる。さらに他の国連機関などを歴任された後に現職に至る。

現職では被災地の子どもたちに無償で音楽教育を提供されており、この辺りは国連での経験のみならず、IOEでの経験が活かされているのではないだろうかと勝手に予想している。

 

結局どの大学院で修士を取ろうとも、院で何を学び、それがどのように活かせるのか。あるいはどのような問題意識を持っているかが重要ではないだろうかと思う。

まだまだ模索中だが、常に職へのアンテナも張り巡らせつつ、大学院で学んでいきたい

 

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