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仮説から始めることで作業量を減らせるー内田 和成【仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法】

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

 

有名なBCG流

経営コンサルティングファームとして高い価値を出し続けているボストン・コンサルティングング・グル―プ(BCG)。そんな高い価値を生み続けるBCGではいったいどのような社員がどのように仕事に取り組んでいるのだろうか。そのBCG流のエッセンスは現在様々な書籍で紹介されている。本書はその中でもコンサルタントにとって不可欠な「仮説思考」に的を絞った内容となっている。

仮説思考とは何か。

仮説思考とは端的に述べれば

仮説思考

手元にある限られた情報や知識をもとに仮説を立て、その解決策を考え,必要に応じて検証する思考方法

と言える。

多くの人は意思決定の際にできるだけ多くの情報を集めてから決断を下そうとする。しかしながら変化やスピードが求められるビジネスの世界では、そのやり方では遅すぎる。また情報量の多さが必ずしも最良の選択に直結するわけではない。特に今のように情報が溢れている社会だとどの情報が有益なのか、判断が難しい。そこで、筆者は、情報を集めてから決断を下すのではなく、まずは仮説ありきでわずかな情報量から全体像を考えストーリーを組み立てることが必要だと述べる。

本書を通して学んだ2つのこと

・いかに仮説思考がビジネスの現場で有効な手段であるか

・仮説をどのように立てればいいのか(仮説を立てるための頭の使い方)

という点だろう。特にビジネスを想定したケーススタディを紹介しているので、実際のビジネスシーンでどのように仮説思考を行うべきか、現場のイメージを持ちながら読める点は本書の良い部分。

また将棋の羽生名人を引き合いに出し、時に直観力が重要になり、その直観力は日ごろから仮説を立て、検証する経験を繰り返す中で養われていくという部分は面白い。

仮説思考トレーニング方法

また日ごろから仮説思考をトレーニングできる方法として、

・物事に対して「なぜ?」を最低5回以上繰り返すこと

・日頃から「 So What ?(だから何?)を考え続けること

が紹介されている。

So What ?(だから何?)については得られた情報が必要な情報かどうか判断する時や、物事を批判的にみる際に必要な考え方だ。

本書は仮説思考のいろはを学ぶには良い入門書である。