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隣国との関係が冷えているからこそ観たい映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

連日、冷え込んだ日韓関係のニュースが流れ、今後一体どうなってしまうのかと不安を覚えることも少なくありません。2002 FIFAワールドカップの日韓共催は今思えば奇跡のような出来事でした。

私は学生時代、現実主義から自由主義、構造主義までいわゆる国際関係学に触れてきましたが、今でも日々のニュースやインターネットの情報に扇動されるのではなく、国際情勢を適切に理解・把握することに謙虚でありたいと思っています。

個人的にはこれまで様々な国に行く中で沢山の外国の友人ができました。もちろん、韓国人の友人も多いし、政治の話はそれはそれとして、個人間では人間的な付き合いをすることがとても重要だと考えています。

人生に示唆を与えてくれるインド映画

話は逸れますが、私はインド映画が大好きでして、マハラジャのような雰囲気も好きなのですが、インド映画はウパニシャッド哲学に代表されるようなインド哲学の世界観を感じることができて楽しいのです。観る人に「人間とは何か」「人生とは何か」を考えさせる、哲学的示唆の深さみたいなものをインド映画から感じとることができます。

先日観た、インド映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』は、敵対する隣国に対して、我々は人間としてどうあるべきかについて考えるきっかけを与えてくれます。

映画のあらすじはこうです。

パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。バカがつくぐらいの正直者で、お人好しなパワンは、これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。 それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワンの旅が始まった。果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか!?

バジュランギおじさんと、小さな迷子 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

パキスタンは宗教的な理由でインドから独立して生まれました。宗教によって国を分割するといった形で、1948年にイスラーム教を国教とするパキスタンとヒンドゥー教徒宗教人口の8割を占めるインドに分離独立したのです。インドとパキスタンはカシミール地方を巡ってこれまで何度も対立をしてきた歴史があります。

映画の主人公パワンはパキスタンという国に複雑な気持ちを抱いているものの、母と生き別れてしまった口がきけない少女をパキスタンへ送り届けるという使命を果たします。彼のまっすぐな行動を見ていると、人生において何が本当に大切なことなのかについて考えさせられます。

インドとパキスタンは現在でもカシミールの領有権問題を巡って政府間同士が対立をしていますが、現在は国民同士の関係はそこまで悪くないようです。若者同士は一緒に生活したり遊んだりするほど仲の良い人もいます。

私は政治家ではなく一般人です。一般人とはいえ、政治的センスや防衛に対する正しい理解と備えは必要であることは間違いありません。しかし、一般人だからこそ、他国の一般人と普通の関係を築いていたい、人間として必要なセンスを持ち続けていたいと、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を観て改めて思いました。

ということで、まずはぜひ『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を観て頂きたいです。ハンカチを忘れずに。もしこれを機にインド映画にはまってしまった場合は、『きっと、うまくいく』『きっと、つよくなる』『PK』をさらにお勧めします。