Sekalog

世界の学びログ



読書とビジネスをつなげる

少し前の話になるが、新年早々に手相を見てもらった。

あまりこういう類のものは信じないのだが、正月からひっきりなしにお客さんがやってくる人気の鑑定士ということで、幾ばくか期待する部分もあった。

鑑定士が手をみて直ぐに言った言葉が「あなたお金儲けには向かない。」だった。とても困った。確かに、私は新卒でIT企業に入り、今も民間企業で働いてはいるものの、ビジネスへの情熱というか、センスなようなものがあまり無い人間だとは自分でも感じていた。非営利団体に就職を考えていた時期もある。

読書さえ、仕事とは関係ない本を読むことが多かったし、出世や社会的地位にギラついた人との会話はどこか居心地の悪さを覚えたものだ。

ところが、30代に入り、そうとばかりは言ってられないな、と最近妙な焦燥感に駆られている。このままで良いのか、という焦り。もう少し自分自身を成長させるために負荷が必要なのではないか。そういう想いが日に日に高まる今日この頃だ。たとえ自分にビジネスのセンスがないにしても、民間企業で営利事業に関わっている以上、ビジネスパーソンとしての姿勢を求められるものなのだ。

そこで、そろそろこれまで乱読してきた読書にまずは焦点を当て、本の読み方や読む本について再考してみようと思った。その道しるべとして非常に良書なのが、外資系コンサルタントの山口 周氏が書いた『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』だ。

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

  • 作者:山口 周
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/10/20
  • メディア: Kindle版
 

山口氏の書籍は非常に読みやすいし、専門が哲学・美術史だったということもあるのか、言葉に深みを感じる。そして何よりも視点がとても参考になる。

山口氏によると読書には2種類の読み方があるという。

ビジネス書の名著をしっかり読む、いわばビジネスパーソンとしての基礎体力をつくるための読書 と、 リベラルアーツ=教養に関連する本を読む、いわばビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書 (『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』)

毎日のように書店のビジネス書コーナーには新刊が平積みされる中で、氏はビジネス書に関してはエッセンスの詰まった書籍をじっくり何度も読むことが重要だという。

まずは、本書にも紹介されているビジネスのエッセンス本をいくつか読むところから始めてみようと思う。

また、リベラルアーツに関連する読書において重要なのは、ビジネスや実生活に応用して考えるということだ。つまり、「この書籍の中に人生のヒントやビジネスにおけるヒントが隠されているのでは?」という意識を持ちながら読み、専門的な内容をビジネスの世界に落とし込む、いわゆる一般化する読み方が必要となる。

読書の時間をいかに確保するか、という点も最近の個人的な課題であるため、忙しさを言い訳にせず、隙間時間を見つけながら上記の読書術を実践していきたい。