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14週連続で下落、なぜガソリン価格が下がり続けるのか

ガソリン価格の下落が止まらない原因

経済産業省 資源エネルギー庁の「石油製品価格調査結果」によれば、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国店頭現金小売価格は、前週より1.9円安い「129.0円」となっている。これでガソリン価格は14週連続で値下がりしていることになる。(令和2年4月30日(木)14時公表)

私自身は、コロナの影響によってちょっとした買い物も車を使うことが多くなり、体感的にはこれまで以上にガソリンを消費している感覚なのだけど、一体なぜガソリンの価格がこうも急落しているのだろうか?

少し気になったので調べてみたところ、どうやらガソリン価格の下落には大きく2つの原因があるらしい。

外出自粛による需要減

一番の理由は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために各地で「緊急事態宣言」が出され、そもそも外出する人が極端に減ったからだ。私のように、ちょっとした買い物で車を使うようになった人ももちろんいるが、そもそも車通勤などで長距離移動を日常的にしていた人たちが、在宅勤務や休業によってその必要がなくなった分、ガソリン需要が一気に下がったと考えられる。合わせて、休日の遠出も自粛になったため、全体としてガソリンの需要が下がり続けているのだ。

「OPECプラス会合」での協議決裂

さらに、これに追い打ちをかけるのが3月6日に石油輸出国機構(OPEC)加盟国とそれ以外(ロシアなど)の主要産油国で構成するOPECプラス会合での協議決裂だ。

これまでOPECプラスは日量210万バレルの協調減産を行っていたが、それが今年の3月末に期限を迎えた。価格の決定は需要と供給によって決まる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うガソリンの世界的な需要の枯渇に、OEPCは減産継続、減産強化を主張したが、減産拡大に慎重なロシアの反発は強く、調整は難航、協定決裂となった。

ロシアは石油の増産を続け、サウジアラビアもこれに対抗するために増産を始めたことで、世界的な石油安が一層進み、日本国内でもガソリン価格が下がったというわけだ。

ガソリンは安いうちに買いだめした方が良いのか?

では、空前のガソリン価格の暴落の中、安いうちにガソリンを買いだめしておいた方がいいのだろうか?答えはノーだ。

そもそも、ガソリンを入れる容器は、消防法令により、一定の強度を有するとともに材質により容量が制限されている。 特に灯油用ポリ容器(20リットル)にガソリンを入れることは非常に危険であり、消防法令により禁止されているので絶対にしてはいけない。また、ガソリンはたえず劣化していくものであり、放置された燃料は劣化(変色)して車のエンジンや燃料系に悪影響を及ぼすこともある。

やはり、安いからといって買いだめせず、必要な時に必要な分を購入することがよさそうだ。