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世界の学びログ



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残業過労死ラインを越えて思うこと

7月と8月の残業時間が過労死ラインの80時間を超え、仕事のあり方や人生についていろいろと考えさせられる機会となりました。

8月末に横浜でTICADⅦが開催されたため、その準備のために連日終電近くまで残業し、ひどい時には近くのホテルに泊まって出社することもありました。

TICADⅦ開催時には横浜でホテルに泊まりこみで仕事をし、みなし残業時間を含めると恐らく8月は100時間以上は残業をしていることになると思います。

会社からももちろん注意と心配をされストレスチェック等を受けたりもしましたが、そもそもの業務量が多く、同じプロジェクトメンバーも相当の業務量をこなしているため、仕方ないものだと諦めていました。

過労死ラインの残業をされている方は沢山いると思いますが、実際に長時間残業が続いて思うことが3つあります。

1. 人に仕事を任せることは重要な仕事能力である

まずもって実感したことは、一人の人がこなせる仕事量は限られているということ。そして、自分一人で対処できないのであれば、それは外部の力(社外へのアウトソーシングであったり社内の人員だったり)を借りるしかないのです。

しかし、私は今のプロジェクトの中でのポジションも一番下ですし、ただでさえ周囲が忙しそうにしている中で、自分の抱えている業務を依頼することは憚られることでした。それで周囲には何も言えず、就業表の提出によって長時間残業が発覚し、プロジェクトマネージャーが社内の管理部から指摘を受ける。ようやく、プロマネが私の業務量の多さに気づき、社内でサポートできる人材がいないかを探し出す。こんな感じでサポート人材が見つかった頃にはすでにほとんどの業務を終えていた。というような状況でした。

プロマネとしては管理部から指摘を受けてあまり心象が良くありません。本来であれば、私が先に自分の業務量とキャパをプロマネに説明し、対応を一緒に考えていく、という順序が先でした。直接同僚やメンバーに頼りづらいのであれば、業務管理するプロマネに早めに相談すべきだった、というのが今回の学びです。〆切のある仕事の場合、直前になればなるほど調整が難しくなるからです。

2. 仕事のために生きているのか、生きるために仕事をするのか

開発コンサルタントというのは、業務調整という名のもと、ロジや精算業務に多くの時間を費やします。年次(大卒後何年経ったか)によって格付け(報酬額)も決められてしまい、書類作成などお役人的な仕事が多いのも事実です。

私は最近、「開発コンサルタント」に関心のある方々から相談されることがあるのですが、若手の内はロジに費やす時間が多いという点は強調すべきかなぁと思います。同年代の友人が専門性の高い仕事で自己研磨している中、プロジェクトでは大切とはいえこうした細々とした仕事に多くの時間を費やすことはキャリアを考える上で知っておくべきことだと思います。

それでもプロジェクトの重要な部分の一部を任せてもらえたり、やはり現地のカウンターパートと共にプロジェクトを進めていく経験や、現地傭人の雇用や業務管理の経験はとても貴重だと思います。

しかし、TICAD期間は来日するアフリカ人の航空券・ホテルの手配や送迎など、完全に旅行代理店と化した仕事に多くの時間を費やすことになり、果たして自分はこういう仕事をやりたくてこの世界に入ったのかと悶々としました。

良い意味でも悪い意味でも、数ある国際協力の仕事の中で、果たして自分はこの仕事がやりたいのか、このままこうした業務を続けて良いのだろうか、自問する機会となりました。

3.開発ワーカーは仕事とプライベートの境があまりない

現在の仕事は現地のカウンターパートと一緒にプロジェクトを進めていくため、当然日本の時間だけでなく、現地の時間を気にしながら仕事を進めていくことになります。特に直近に迫ったイベントの準備などする場合、こちらが出したリクエストやメールにレスが来るのがほとんど終業時間間近だったりします。気づけば夜中にまでもローカルスタッフとやり取りをしている場合が多くあります(向こうはお昼)。また、現地にいる日本のプロジェクトメンバーからも日本では終業時間後にも関わらず、電話がかかってきたりもします。

これは個人の性格の問題でもあるというか、就業時間以外はメールを見ない・返信しないと割り切れればよいのですが、1日レスが遅れるとその分業務の進捗も後れてしまうため、私は簡単な質問や緊急な内容であればすぐに返事をするようにしています。また、土日に対する概念も、恐らく日本と異なります。ローカルスタッフは日曜日は教会に行くとしても、土曜日や深夜に彼らは躊躇いもなく仕事をします。

こうした働き方は仕事とプライベートの境をはっきりと定めている人にとっては慣れないかもしれません。もちろん、能力が高く、時間内に仕事をきっちりと終えられる人はいるのでしょうが、”時差”があることによる仕事への影響はとても大きいのです。

改めてこの"開発"という仕事は、プライベートと仕事の境がない仕事だと感じた次第です。生活がもう仕事の一部という感じですね。

他方で、9月は少し長めの休暇を頂き、その期間はなるべく業務のことを考えないようにしました。むしろ、他の地域に行き、0ベースでいろいろなものを見つめていると、新たな仕事のアイディアなどが湧いてくるものです。日々の生活の中でのプライベート/仕事を明確に区別することは難しいですが、こうしたある一定の期間にまとめてプライベートの時間を作ることは可能なため、やはりどのように働きたいのかを自問する必要はあるのでしょう。