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世界の学びログ

ポストコロナ時代に求められる働き方を考察する

 

コロナの影響で既に1,700万人が職を失ったというニュースを耳にした。

民間企業で働いている以上、もはや他人ごとではないと日に日に不安が募る人も多いと思う。私自身もこれまで感じたことのないような空気感、大恐慌前夜のような雰囲気に、さすがに不安と焦りを感じている。

コロナを契機に、どの企業もこれまで通りの営業からその形をシフトせざるを得なくなり、それは間違いなく今後の社会の在り方を大きく変えていくのだろうと思う。

「オンライン会議」や「オンライン飲み会」が日常のワードとなった。昨年の12月までユーザ数が1千万だったZoomも、この2カ月でユーザが2億まで伸びた。

企業も学校もこうした状況変化に合わせざるを得なくなり、これまで使ったことのなかったZoomをダウンロードし、慣れないオンラインでの会議に参加するようになる。

すると、今まで「結局対面で会うのが良い」とされていた常識に疑問を抱く人が出てくるようになる。

「あれ、オンラインでの仕事、意外にイケるんじゃない?」「減った通勤時間を使っていろいろなことができるんじゃない?」「家族との時間が増えて、なんとなくQOLが向上したんじゃない?」「そもそも会社に行く意味ってなんなんだろう?」

なんて感じている人も沢山いると思う。

企業側だって、東京の一等地に高い賃料を払ってオフィスを構える必要がなくなる。どうせ仕事を真面目にやっているかなんて100%の監視なんてできないんだから、成果をベースにした評価により重きが置かれるようになる。成果さえ出せば、オランダで仕事したって南の島で仕事していたっていいんじゃないの?ってことになる。

ポストコロナ時代に求められること

ICTリテラシー

こうした働き方の変化は、必ずしもポジティブな側面だけではない。デジタルデバイドと言う言葉は久しいが、まさにICTを使いこなせるかどうかが仕事の生産性に大きな影響を与えるようになる。

セルフモチベートする力

また、家に家族、特にお子さんがいれば、集中して仕事ができる環境を作る必要がある。在宅勤務やってみたけど、やっぱり会社の方が集中できると感じている人も一定数いるはずだ。上司に観られているから頑張れる。同期と一緒だから頑張れる。そんな人は、在宅勤務になった瞬間に仕事へのやる気が削がれてしまうこともあるだろう。つまり、いかにセルフモチベートできるかが重要なスキルの一つになるのだろう。

専門性を持つ

冒頭で述べた失業についても考えておかないといけないことが1つある。それは、企業が人員を削減する際に、一体どういう人物に辞めてもらいたいと思うかである。もちろん、企業の状況様々であるため一概には言えないが、私がもし経営者の立場なら、まず一番最初に辞めてもらおうとするのは「替えのきく人材」である。今ここで手放したとしても、またすぐに同様の人材を集めることができる、そんな替えのきく人材であれば企業は躊躇なく首を切ると思う。

そうすると、今後ますます大事なことは専門性を持つことだと思う。特に藤原和博氏がよく言っているように、複数の専門性を掛け算して100万分の1の人材になることが今後ますます需要になる。確かに極端な専門主義はその専門分野が陳腐化した瞬間に価値を無くすリスクもあるが、自分をラベリングして他者と差別化できなければ、替えのきく人材として扱われる可能性が高まる。

顔の見えないお客」へのビジネス

また、よくよく考えてみると、今回のコロナで打撃を受ける企業の多くは「顔の見えるお客」を商売にしている企業であることに気づく。逆に、「顔の見えないお客」相手に商売をする企業は、むしろコロナによってこれまでターゲットにならなかった客層が流れてくることで、利益を上げている。今後ますます「顔の見えないお客」へのビジネスの必要性が高まっていくだろう。